♠見出し
- 渡航準備
- マナー
- 交通手段
- 食事・買い物
- トラブル対策
- 注意事項
- その他
♠リンク
♠フランス語の数字
♠観光情報
1. 渡航準備
- パスポートの発行
海外への入国はもちろん、飛行機の予約にもパスポートが必要になります。
パスポートの発行には、戸籍謄本(もしくは戸籍抄本)が必要となります。
戸籍謄本の取り寄せは本籍地の場所にも依りますが最大で一週間程度、
パスポートの発行には申請から一週間程度かかります。
飛行機の予約はぎりぎりになると値段が高くなるので
パスポートの申請は早めに済ませておきましょう。
パスポートはコピー印刷するだけでなく、スキャンしておき、ネット経由でどこからでもアクセスできるようにしておいてください。
- 両替について
渡航前にはいくらか日本円をユーロに両替しておきましょう。
一ヶ月なら10万円程度ユーロにしておけば安心なはずです。
一応、目安としては€10~20 ×(滞在日数) 程度らしいです。
ただ100€以上の大きいお金は店によって通常拒否されるので
(50€もだめなときが多い)細かめの紙幣も作っておきましょう。
千葉だと、千葉駅付近の
三菱UFJ銀行千葉支店
などで両替可能です。また、空港でも両替可能ですが、レートが高いです。
・
羽田空港
・
成田空港
他の場所で両替したければこちら1)を参照してください。
- クレジットカード
一ヶ月以上滞在するので、クレジットカードは確実に用意してください。
オンラインで飛行機の予約をする際にも必要になります。
カードの発行には通常一ヶ月程度かかるので、これも早めに済ませておきましょう。
カードで支払いを済ませる際、暗証番号の入力が必要になるので確認しておき、
万一紛失、盗難にあった場合に備え、カードの発行会社と緊急連絡先は控えておき、
また、カード情報もネット上に盗まれない形(暗号化する等)で控えておき、
全てを失ってもいつでも情報を得られるように準備しておきましょう。
いくつかの国際カードブランドについて、フランスでの使い勝手をまとめておきます。
・VISA & Master Card : どこでも使えます
・AMERICAN EXPRESS : 使えないことが多いです?
- 海外旅行保険
海外渡航中に病気やケガをしてしまったとき、日本の健康保険は適用外であり、
保険がないと法律により研究室に入れないので、
出発前に絶対に海外旅行保険に加入しなくてはいけません。
盗難などの被害にあった場合や他人にケガを負わせてしまった場合に補償が受けられます。
渡航前に、
・保険の補償範囲
・緊急連絡先
の確認をしておきましょう。万一トラブルに遭遇してしまった場合は、
保険会社にできるだけ早く連絡を入れ、必要になる書類の確認をします。
- 飛行機の予約
旅行会社に直接行ってもいいですし、オンラインで予約をしてもいいです。
慣れない土地での移動は大変なので、飛行機だけに限った話ではないですが、
余裕をもったスケジュールを組むようにしましょう。
現地の方に迷惑がかかるので朝早く、または夜遅くの到着は確実に避けましょう。
レンヌ大学の学生寮に滞在する場合、到着した日に事務で手続きが必要になります。
夜遅くの到着だと余計な手間を掛けてしまいます。
また集団で行く場合、バラバラに到着・出発するのも余計な手間をホストの方々に掛けてしまうので
絶対に控えましょう。
- 持っていくものについて
まず大事なものはパスポート、現金(ユーロ)、飛行機のチケット、海外旅行保険証クレジットカードです。
洗面用具はバスタオル(荷物になるので現地で購入しても良い)、髭剃り、化粧品あたりでよいでしょう。歯磨き粉や洗剤は水質の違いで固まることがあるので現地調達するのがいいでしょう。
衣類は一番スーツケースのスペースを取るので多くなり過ぎないようにしたほうがいいです。レンヌは10月頃から寒くなるので冬に行く人は暖かい服が必要です。
レンヌの気候はこちら2)で確認してください。
ランドリーは学生寮か、学生寮から少し歩いた所にもあります(
この辺り?)。洗濯をこだわる人はこちら3)などを参照してください。
次に医薬品です。胃腸薬、のど飴、カゼ薬などの常備薬は飲み慣れたものを使用する方がよいので日本から持っていきましょう。
雑貨類は折りたたみ傘や爪切り、筆記用具、Cタイプのコンセントプラグ、寮で履くスリッパなどを持って行きましょう。
また、スプーンやフォークなどを持っていくと寮で食べるとき便利です。
フランスはコンセントの電圧が日本より高い(200V,50Hz)ので、変圧器を必要とする電化製品を使用する場合は変圧器を用意してください。
- wi-fiの利用について
レンヌ大学でwi-fiを使うためには、PCの物理アドレス(MACアドレス)を登録する必要があります。初日に申請書を書くことになるので、あらかじめ物理アドレスを確認しておきましょう。確認の仕方はこちら
。
また、eduroamという、大学等教育研究機関の間でキャンパス無線LANの相互利用を実現する、 国立情報学研究所(NII)のサービスを利用することができます。そのためには、あらかじめ千葉大学の統合情報センターで申請が必要です。
申請の仕方はこちら。
- 国際学生証について
国際学生証を作っておくと、渡航先の美術館や博物館等で学生割引を受けることが出来ます。千葉大生協トラベルセンターで申請することが出来ます。発行には1750円かかります。
2. マナー
- 食事について
フランスでご飯を食べる時に気をつけるべきことをいくつか挙げておきます。
・皿は手で持たない、皿が複数ある場合は、ターゲットとする食べ物の皿を手前に持ってくる
・食べ物はすすらない、口に入れる時に息をすって口内に入れない
・口に沢山詰め込まない、口内調味4)もNGです
・パンは食べる分だけちぎって食べる
→ バターなどはちぎったパンに塗って食べます。バターはナイフで必要な分量をとり、ナイフで塗ります。
サンドイッチなどはかじっても大丈夫です。
・一緒に食事を食べにいく人の前または隣の席が空いていたらそこに座らなくてはいけません。
知り合いの女性の向かいの席が空いている場合は、絶対に空いたままにしてはいけません。
・ウエイターがメニューを渡してくれたり食器を運んできてくれたりしたときにはお礼を言うと良いです。
単語をクリックするとgoogle翻訳に飛ぶので発音を確認したい人は
そちらでお願いします。英語に無い文字を含む単語は
リンクがうまく貼れなかったので、もしかして、から該当する単語に飛んでください。
・
merci : ありがとう
・
de rien : どういたしまして
・
très bon : very goog
・
C'est bon : This is good
・
Ça a ètè : いかがでしたか?
・
Avec ceci : 他には?
- 挨拶について
話したことがなくても、学生寮や大学ですれ違う人に挨拶はした方が良いです。
なので、よく使う挨拶は覚えておいた方が無難です。
またパン屋など店では何も買わなくても
入るとき、出るときにも挨拶をするのがマナーです。
研究室の人達など顔見知りの人達には毎日最初に会った時に握手で挨拶をします。その際には挨拶とともになるべく名前を呼んで下さい。
仲が良くなり始めたら、相手が女性の場合はビズ(bisou:キス)をします。レンヌでは右ほほ、左ほほの順でお互いのほほを合わせ、その度にチュッと音を発てます。
各国、地域により順序、向き、回数は異なります。
・
bonjour : こんにちは
・
bonsoir : こんばんは
・
Au revoir : さようなら
上の三つを覚えていれば挨拶で困ることはないと思いますが、
以下の挨拶も耳にすることがあるかもしれません。
・
salut : いつでも使えるカジュアルな挨拶
・
À bientôt : またね
・
bonne journée : よい一日を
もっと詳しく知りたい人はこちら5)へ.
- 鼻をすするのは控えましょう
鼻をかむのは大丈夫です(食事中もOKです)。
おおきなくしゃみは嫌がられるので、かみ殺す人もいます。
手で抑えるくらいはした方がよいです。
3. 交通手段
レンヌ内での移動は基本的にバスと地下鉄です。チケットはバスの中で運転手から直接買うか、地下鉄の駅で買えます。
例えばRépublique駅で買えます。
一枚1.5€でRépublique駅だと回数券も買えます。回数券だと割安になります(10枚13.7€)。
バス、地下鉄はともに共通の切符で、バスは乗車時、地下鉄は改札に切符を通してから
乗車します。切符は最初にスタンプが押されてから一時間が有効期間で、その間ならば乗り換え自由です。
乗り換えの際には毎回改札機に切符を通してください。
同じ停留所に行き先の違うバスが通っていることもあるので、停留所で待っていても
手を挙げないと止まってくれません。
→
地図と路線図
→
バスの路線図(詳細)
地図と路線図で、レンヌ大学と学生寮をハイライトしておきました。その北西にあるLongs Champsは、大きなスーパーです。
徒歩だと15分くらいです。また、地図中央のRépubliqueはレンヌの交通の中心地で、
バスだと寮の前のBeaulieu Cité Uから出る水色の64、Beaulieu Restau UからのC4などに乗ると行けます。
土曜に市場がやっていたり、メトロの回数券もここで買えます。
4. 食事・買い物
学食やスーパーなどで食事、買い物をする際に使うであろうフランス語を挙げておきます。
・
ça : それ (指をさしながら言えば通じます)
・
avec : 英語のwith。ça avec çaみたいに使います。
・
C'est tout : This is everything. 注文を終えるときに使います。
・
S'il vous plaît : お願いします。
・
moitié-moitié : 半々の
→ レンヌ大の学食では小さい皿を2皿(サラダ、チーズ、デザート)と主食を3つの内から1つ選び、その際に付け合せを選びます。二つ半々で頼みたい時にこのフレーズ(モチモチ)を使います。
学生寮にはキッチンもついてます。コンロ、電子レンジ、冷蔵庫があります。
冷凍庫はないので、レトルトは日持ちしないみたいです。
寮内には自販機があって、飲み物やサンドイッチなどが売っています。自販機は小銭しか使えないものが多いです。
寮の外にはピザの自販機もあります。
フライパンや包丁がホストの方々から借りられますが、小さい調理器具を持っていっても良いかもしれません。
パンは安いのでジャムやバターを塗って食べてもOKです。学食は学生割引があるので、支払いの前に
étudiant (男)、
étudiante (女)と言ってください。一食で3.25€です。
フランスでは日曜日はほぼ全ての店が閉まり、特別なところは13時まで営業してます。
毎週土曜日の朝~昼にかけて
Place des Lices(République近く)で朝市がやっていて、野菜だったり魚だったり色々なものが買えます(
地図
)。市場の雰囲気は
こちら
で。写真が30枚くらいあります。
また、徒歩で行くには遠いですが、Henri Fréville駅近くにAlmaという大型ショッピングセンターがあります(
地図
)。服だったり、紅茶やお菓子だったり色々なものが売ってます。
5. トラブル対策
盗難・紛失
盗難にあったり、貴重品等を紛失した場合は、ホストの先生に相談した後、すぐに警察に届け出て、「紛失・盗難届受理証明書」を発行してもらってください。
パスポートを紛失した場合
警察に届け出てた後、日本大使館に行き、紛失届けを出して新規発給の申請をする。その際、警察で発行した「紛失・盗難届受理証明書」と、運転免許証等の身元確認書類、パスポート規格の写真2枚、戸籍抄本1通(ない場合は相談のこと)が必要。なお、帰国するだけなら「帰国のための渡航書」を申請することも可能。その場合、帰りの航空券が必要で、渡航書は帰国日前日に発行される。
現金を紛失した場合
現金を盗られたり紛失した場合は、まず戻ってきません。あらかじめ現金とクレジットカードは分散させて持ち、注意を払っていてください。
クレジットカードを紛失した場合
まずは発行会社に連絡して悪用されないように処置をとってもらってください。その後警察に届け出てください。
病気・怪我
体調が悪くなったら、ホストの先生に相談し、持参した薬を服用するか、病院に連れて行ってもらってください。外国人旅行者の場合、フランスでの医療費は全額自己負担なので、日本で海外旅行保険に入っておいてください。海外旅行保険の日本語医療サービスがあるので、サービスセンターに電話して対処してもらうのが良いでしょう。フランスで薬を購入する場合は医師の処方箋が必要なので、家庭常備薬以外は処方箋なしでは購入できません。風邪薬や胃薬は日本から持っていきましょう。
海外では簡単に食べられるパンなどが多くなり野菜が不足しがちです。
体調を崩さないようにできるだけバランスの良い食事をとってください。
--- トラブルの実例 ---
実際にこれらのようなトラブルが起こったので気をつけましょう。
- パリへ観光に行く時、早朝の出発でバスがなく、駅に行く練習をしなかったので到着がぎりぎりになってしまった
- ホストの方に切符はネットで買えば発券しなくていいと言われていたのに発券しようとしてうまくできず、混乱した
- アパートホテルの予約の確認をするように言われていたのにしなかったためキャンセルされてしまい、
夜中にホストの方に対応してもらい迷惑をかけてしまった
- パスポートのコピーをコンビニで取った際、置き忘れて紛失した
- パスポートが空港に来た時に期限が切れていた
- 携帯を空港で無くした
- 日本の感覚で待ち合わせ時間にギリギリに行こうとしたら、
バスの時間を間違えたり、乗れなかったりして、待ち合わせ時間に大幅に遅れた
(土日はダイヤが違い、ほとんどバスが走っていない)
- 駅のベンチで寝ていたら警察に声をかけられた
- 風邪薬を忘れて熱が出た
- パリのノートルダム前で女の子たちに携帯を狙われた
(取られたことに気づき、逃げられる前に取り返した)
- 物乞いの缶を蹴ってしまいお金をせびられた
6. 注意事項
海外での移動は色々な理由で遅れてしまうことが多いです。
複数の学生が滞在する場合、各々が数日に一度問題を起こしても、
受け入れ側はほぼ毎日その対応に追われとても消耗してしまいます。
少しでも受け入れ側の負担を減らすために、
ホストの方との待ち合わせは
必ず30分前に待ち合わせ場所に着くようにしましょう。
他都市に観光で行くときは、必ず数日前までにはその際に使う
最寄りの電車の駅まで行く予行練習をしましょう。
ホテルの予約などにおいても自分たちが想像しなかったようなことが起きるので、
予約をする前に絶対に現地で面倒を見てくださる方に助言を仰いでください。
海外では右も左も分からない状態なので、
想定外のことが起きることを肝に銘じてください。
何かが起きると現地の方々に迷惑が掛かるので、全ての行動について
こまめに経験済みの学生、または現地の方々に相談しましょう。
現地の方から何か進言を受けた場合は、後回しにせず速やかに遂行しましょう。
それと、研究室はスタッフ以外は20時以降は滞在してはいけません。
食事の時刻(19時くらい)には帰った方がいいです。
7. その他
毎週月曜夜にRépublique駅近くのアイリッシュパブO'connelでレンヌ大学の
学生や留学生、レンヌで勤めている人などいろいろな人が集まって英語で交流ができます
(
facebook
)。
英語に自信のない人、英語の上達をしたい人はぜひ行くといいと思います。
(
地図
)。
♠リンク
♠フランス語の数字
フランス語の数字です。100くらいまでは言えるようにしましょう。
フランス語には名詞に性別があり、1だけは特別で
男性名詞にはun、女性名詞にはuneを使います。
例)
un chat : 一匹の猫
une voiture : 一台の車
数字の数え方はここ
♠観光情報
観光地、ブルターニュのイベントが気になる人は
こちらで。