私たちは、有機半導体電子状態を研究しています。有機半導体はフレキシブル、軽量、製造コストが低いなどの特徴を持つ次世代半導体として注目され、薄型高性能ディスプレイや太陽電池などに使われています。これらの素子では、半導体は電流の制御や増幅(トランジスタ)、光の発生(発光素子)、光を電気に変換(太陽電池)します。これらの動作はすべて電子によって発現するものです。このことから、半導体の電子状態は最も基本的な情報です。私たちは独自に開発した光電子分光法や逆光電子分光法など、世界最先端の実験手法を駆使して電子状態の研究をしています。

 電子状態は最も基本的な情報ですから、調べると有機半導体について実に様々なことが分かります。「何を解明するか?」「何を研究するか?」が研究者の腕の見せ所です。

学部生向けに研究紹介の動画を作りました。こちらもご覧ください(約15分)。

 

Though most organic solids are electrical insulator, some of them show conductivity.  These materials are organic semiconductors and utilized in such organic semiconductor devices as light emitting diodes (OLED), organic transistors, and organic photovoltaic cells (OPV).  Focus of our research is to elucidate such electronic properties of organic semiconductors using the most advanced electron spectroscopies including low-energy inverse photoemission spectroscopy, high-resolution photoemission spectroscopy, and metastable atom electron spectroscopy.

 

 

最近のトピックス News (last updated on Dec 28, 2020)

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ペロブスカイト太陽電池の表面終端についての研究を論文発表しました。最も代表的な太陽電池用ペロブスカイトCH3NH3PbI3の表面はCH3NH3Iで終端されていることを明らかにしました。ペロブスカイトの表面終端は表面・界面電子状態を決めることから電極への電子・ホール収集効率に直接かかわります。さらに、この実験手法は表面処理や添加物の評価にも幅広く活用できそうです。

l  2020128日付のAdvanced Materials誌(DOI; 10.1002/adma.202004981に掲載されました。

l  プレスリリースしました(129)。日刊工業新聞(1223日付)、第一著者のHabir君がインタビューを受けるなど、メディアで取り上げていただきました。

 

2020年秋の国内学会で研究発表しました。

l  有機EL討論会第31回例会(121416日オンライン)で、吉田がチュートリアル講演と特別講演、M1福島が口頭講演しました。

l  MRMフォーラム20201279日オンライン)でD3HabirM1大塚が口頭講演しました。

l  表面真空学会学術講演会111721日オンライン)で、D1佐藤M2菊池折尾柴田相原M1川村が口頭講演、M2村藤がポスター発表をしました。

l  10CSJ化学フェスタ2020(日本化学会主催)102022日オンライン)でM1寺戸がポスター発表しました。

l  分子科学会オンライン討論会91417日オンライン)でD1佐藤M2折尾が口頭講演しました。

l  日本物理学会9811日)でM1川村が口頭発表しました。

l  応用物理学会秋季学術講演会98日―11日)でM2折尾柴田が口頭発表しました。

 

2020年国際学会で研究発表しました(招待されていた学会のうち二つが延期になりました)。

l  2020MRS virtual fall meeting (Symposium F.EL07)1130日―124日)で吉田招待講演をしました。

l  Interdisciplinary Workshop on Photonics and Organic Electronics (POE2020)(112124日オンライン)吉田招待講演をしました。