0.名称変更について

開発した空準位測定法は、近紫外光を測定することから、近紫外逆光電子分光法(Near Ultraviolet Inverse Photoemission Spectroscopy; NUV-IPES)と名付けた。その後、同僚から、「低エネルギー逆光電子分光法(Low-Energy Inverse Photoemission Spectroscopy; LEIPS)のほうが良いのでは?」とのアドバイスを受けた。確かに、この実験方法には、

(1)低速電子を照射することで、有機試料の損傷が防げる、
(2)近紫外光の測定が容易であることから、分解能が向上する、

という特徴がある。すなわち、検出光が従来法に比べ、検出光だけでなく、照射電子のエネルギーも低くなっている。そこで、名称を変更することにした。

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